「自分の通信費は平均よりも高い?」
「世帯別の通信費の平均はいくらくらい?」
「通信費を節約する方法は?」
スマホやインターネットなどの通信費は、今や生活に欠かせない必須の費用です。
ご自身の通信費は平均と比べて高いのか安いのか、気になる人も多いのではないでしょうか。
総務省の調査によると一人暮らしの通信費の平均は約9,000円、家族4人世帯の場合は24,000円ほどが相場です。
ご自身の通信費が平均よりも高い場合は、一度見直しをしてみましょう。
この記事では通信費の平均について、世帯別に詳しく解説します。
また通信費を平均並みに抑える方法や、さらに節約する方法も紹介しているので、高い通信費にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
通信費の平均はだいたいいくら?
総務省の統計では、スマホ代とインターネット代を合わせた通信費の世帯別平均は以下のとおりです。
平均通信費 (月額) | スマホ | インターネット | 合計 |
---|---|---|---|
一人暮らし | 6,616円 | 2,488円 | 9,104円 |
2人世帯 | 10,195円 | 3,792円 | 13,987円 |
3人世帯 | 15,670円 | 4,743円 | 20,413円 |
4人世帯 | 18,999円 | 5,180円 | 24,179円 |
一人暮らしの通信費の平均は、スマホとインターネットを合わせると月額9,000円ほどです。
家族世帯の平均は、2人世帯で月額14,000円、3人世帯で月額20,000円、4人世帯の場合で月額24,000円ほどです。
家族世帯の平均額が、単純に一人暮らしの平均額の人数分となっていない理由としては、固定のインターネット回線が世帯人数に関わらず1回線分であることや、子供用のスマホや携帯電話の料金が安いことが考えられます。
またインターネットの料金が世帯人数とともに増えるのは、テレビオプションや固定電話、動画配信サービスの契約が増えるためです。
スマホ代の平均を世帯別に解説!
総務省の「家計調査」をもとに、スマホ代の平均を世帯別に解説します。
一人暮らしの場合
一人暮らしの場合のスマホ代の平均は月額6,616円です。
一人暮らしのスマホ代は年齢によって差があり、35歳〜59歳の人のスマホ代が最も高い金額となっています。
年齢 | スマホ代の月額平均 |
---|---|
〜34歳 | 5,926円 |
35歳〜59歳 | 6,824円 |
60歳〜64歳 | 5,247円 |
65歳〜 | 4,981円 |
34歳以下の人は格安SIMや大手キャリアのサブブランドを利用する人が多いため、全体平均よりスマホ代が低くなっています。
60歳〜64歳、また65歳以上の人はデータ量をあまり使わない傾向があるため、通信費はかなり低いと思われるかもしれません。しかし大手キャリアの本ブランドを利用している人が多いといった理由から、実際の平均金額は約5,000円ほどになっています。
家族世帯の場合
家族世帯のスマホ代の月額平均は、人数によって大きな差があります。
人数別のスマホ代の平均と「1人あたりの月額料金」を計算してみると、以下のようになります。
世帯人数 | スマホ代の月額平均 | 1人あたりの月額料金 |
---|---|---|
2人 | 10,195円 | 5,097円 |
3人 | 15,670円 | 5,233円 |
4人 | 18,999円 | 4,749円 |
世帯人数の増加で1人あたりの月額料金が下がる理由としては、大手キャリアの家族割引や、未成年のスマホ・携帯電話の料金が安いことなどが挙げられます。
また高齢者の家族がいる家庭ではデータ使用量が少ない利用者が含まれるため、さらに通信費が下がることもあります。
スマホ代の推移
総務省の家計調査によると、スマホ代の平均の推移は以下のようになっています。
スマホ代の推移 | 月額平均 |
---|---|
2019年 | 13,106円 |
2020年 | 10,642円 |
2021年 | 11,616円 |
2022年 | 9,446円 |
2023年 (7〜9月期) | 11,126円 |
スマホ代の平均は、長期的には値下がりの傾向が見られます。
値下がりの原因には格安SIMの利用者の増加や、大手通信キャリアのサブブランドを利用する人が増えたことが考えられます。
インターネット代を平均を世帯別に解説!
ここからは通信費のうち、固定回線やホームルーター、ポケット型Wi-Fiなどのインターネット代の平均を、世帯別に解説します。
インターネット代の世帯別の平均は、以下のとおりです。
世帯人数 | インターネットの月額平均 |
---|---|
一人暮らし | 2,488円 |
2人 | 3,792円 |
3人 | 4,737円 |
4人 | 5,180円 |
一人暮らしの人のインターネット代が安い理由には、ポケット型Wi-Fiや集合住宅の備え付けのWi-Fiなど、安価なインターネット回線を利用している人が多いことが挙げられます。
また家族世帯とくらべると固定回線を必要とする人が少ないため、スマホのテザリング機能を固定回線の代わりにして利用するなど、さらに通信費を節約している人がいることも平均値が低い原因の1つです。
家族世帯では、人数が増えるごとにインターネットの月額平均が高くなる傾向があります。
これは世帯人数が増えることで、インターネット回線でテレビ放送を視聴できるオプションを申し込んだり、固定電話を利用したりする世帯が多くなることが原因です。
インターネット代の推移
総務省の家計調査によるインターネット代の平均の推移は以下のとおりです。
インターネット代の推移 | 月額月額 |
---|---|
2019年 | 4,074円 |
2020年 | 3,601円 |
2021年 | 3,734円 |
2022年 | 3,702円 |
2023年 (7〜9月期) | 6,141円 |
インターネット代の平均には値上がりの傾向が見られます。特に2023年はインターネット代の平均が急激に上昇しています。
これは光回線の10GBプランなど新しい世代の回線が普及し始めたことや、動画配信サービスなどのサブスクリプションとインターネット回線をセットで契約する世帯が増えたことが理由として挙げられます。
通信費を節約する方法は?
通信費を節約する方法には、以下のようなものがあります。
- 契約プランを見直す
- データ容量を節約する
- オプションを見直す
- 格安SIMに乗り換える
- インターネット回線の乗り換えも検討する
- モバイルルーターを利用する
通信費は生活費の中でも大きな割合を占めるため、節約できれば家計に余裕が生まれます。ご自身に合った方法を見つけて、通信費の節約を成功させましょう。
契約プランを見直す
通信費を節約する最も効果的な方法は、スマホの契約プランを見直すことです。
データ使用量や通話料金など、ご自身の利用状況に合っていないプランに加入していると、通信費は高くなります。
例えばデータ量をあまり使わないのに無制限のプランを契約していたり、たくさんデータを使うのに小容量プランに加入して追加でチャージを繰り返したりすると、通信費は大幅に増加します。
現在契約しているプランが自分の利用状況に合っているか確認して、必要であれば契約プランや通信会社の変更を行いましょう。
データ容量を節約する
スマホのデータ容量を節約することも、通信費の節約に効果が高いです。
YouTubeなどの動画配信サービスやオンラインゲームは、スマホのデータ容量を大量に消費します。
これらのサービスやアプリを使用する場合は、Wi-Fiに接続したり画質を落としたりして、データ使用量の調整を行うことでスマホのデータ容量の節約ができます。
スマホのデータ容量を節約できれば、大容量や無制限のプランから格安SIMや小容量のプランへ乗り換えることが可能です。
ご自身の通信費が平均を超えている場合は、スマホのデータ容量の節約を行いましょう。
オプションを見直す
オプションサービスの見直しも、通信費の節約において重要なポイントです。
オプションサービスは1つあたりの料金が安かったとしても、積み重なることで通信費増加の原因になります。
例えばスマホ購入時に加入した利用していない本体補償や、インターネット回線を契約した際のキャンペーン適用条件などの不要なオプションに加入していたり、そのまま解約を忘れていたりしている人も多いです。
ご自身の加入しているオプションサービスを確認して、必要なものだけを残し、不要なものや使用するかわからないオプションは解約しましょう。
また最近では「Netflix」や「U-NEXT」などのサブスクリプションが、スマホやインターネット回線の追加オプションとして通信費増加の原因となっていることもあります。
契約しているサブスクも見直して、本当に必要なものだけ残すことで通信費を大幅に下げることができます。
現在視聴していないサブスクがある場合は一度解約して、見たい番組があるときにだけ加入するようにしましょう。
格安SIMに乗り換える
通信費を節約したい人は、スマホを格安SIMに乗り換えることがおすすめです。
格安SIMは大手キャリアのプランと比べて月額料金が安く、通信費を大幅に節約できます。
格安SIMにはさまざまな通信会社やプランがあります。ご自身の使用するデータ量や通話料金に合わせて、利用状況に適したサービスを選びましょう。
また格安SIMに乗り換える際には、以下の点に注意してください。
- 現在の端末が利用できるか確認する
- 初期設定やトラブルの解決は自分で行う必要がある
- 通信速度や安定性が大手キャリアと比べて劣る場合がある
格安SIMは料金が安い反面、初期設定や通信トラブルの解決はご自身で行う必要があります。また速度や安定性などの通信品質についても、大手キャリアと比べて劣る場合があるため注意しましょう。
格安SIMを利用する際は、特徴やメリット・デメリットをよく理解した上で乗り換えをしましょう。
インターネット回線の乗り換えも検討する
スマホ代だけでなく、自宅のインターネット回線を乗り換えることも通信費節約に効果的です。
インターネット回線には以下のような種類があり、それぞれ特徴が異なります。
主なインターネット回線 | 特徴 |
---|---|
光回線 | 通信が速く安定している 月額料金が高い 開通工事が必要 開通まで時間がかかることがある |
ケーブルテレビ | テレビサービスが充実 月額料金が高い 開通工事が必要 開通までの期間が短い |
ホームルーター | 工事が不要 コンセントに挿すだけで利用できる |
ポケット型Wi-Fi (モバイルルーター) | 小型のコンパクトWi-Fi 外出先に持ち運びが可能 月額料金が安い |
自宅の環境や世帯人数によって、現在のインターネット回線が適切かどうか確認して、必要であればインターネット回線を乗り換えましょう。
モバイルルーターを利用する
通信費の節約をしたい人は、持ち運びが可能なモバイルルーターを利用しましょう。
モバイルルータを利用すれば、自宅や外出先でのスマホのデータ量の消費を抑えることができるため、月々の通信費を節約することができます。
またスマホだけでなく、外出先でのパソコン作業やゲームをする人にもモバイルルータはおすすめです。Wi-Fi環境がない場所でも、場所を問わずにインターネットを利用できるモバイルルーターなら、外出先で快適に作業やゲームを楽しめます。
さらにモバイルルーターを自宅の固定回線としても利用することで、通信費を大幅に節約することも可能です。
Wi-Fiを選ぶなら「それがだいじWi-Fi」
インターネット回線の乗り換えをお考えなら、外出先でも気軽に利用できる「それがだいじWi-Fi」がおすすめです。
まとめ
スマホやインターネット代を含めた、世帯別の通信費の平均についてまとめます。
- 一人暮らしの通信費の月額平均は約9,000円
- 家族世帯の月額平均は2人で約14,000円、3人で約20,000円、4人だと約24,000円
- 家族世帯はテレビや固定電話・動画配信サービスでインターネット料金が高くなる
ご自身の通信費が平均より高い場合、プランやオプションを見直したり、格安SIMや別のインターネット回線に乗り換えることで通信費を節約することが可能です。
また、すでに通信費が平均以下の人も、本記事で紹介した節約方法を行うことでさらに通信費の負担を減らすことができます。
スマホのデータ使用量が多く、通信費が高いとお悩みの人は「それがだいじWi-Fi」をスマホと一緒に持ち運んで、スマホのデータ量を節約しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。