ポケット型Wi-Fiに潜む4つの危険とセキュリティ対策

ポケットwifiに潜む4つの危険とセキュリティ対策

ポケット型Wi-Fiには危険が潜んでいることをご存知でしょうか?

データ容量の無断使用や犯罪行為に利用される危険性などがあるのです。

こうした危険から守るためには、セキュリティ対策が必要不可欠となります。

この記事では、ポケット型Wi-Fiに潜む危険とセキュリティを高める対策法について解説します。

簡単に導入できる対策方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

普段ポケット型Wi-Fiを愛用している方は要チェックです。

ポケット型Wi-Fiにはどんな危険が潜んでいるか

ポケット型Wi-Fiは完全に安全であるとは言い切れません。

具体的には以下のような危険が潜んでいます。

ポケット型Wi-Fiに潜む脅威
  • データ容量の無断使用
  • 犯罪行為に利用される恐れがある
  • 通信内容の傍聴
  • ウイルス感染

ひとつずつ解説します。

データ容量の無断使用

データ容量を第三者に無断使用されてしまうリスクが潜んでいます。

ポケット型Wi-Fiには契約端末ごとに固有のSSID・パスワードが設定されていることはご存知でしょう。

SSID・パスワードが悪意のある第三者に知られることにより、データ容量を大量に無断使用されてしまう可能性が。

データ容量は月ごとに設定されているため、使いすぎると速度制限がかかります。

そのため第三者に大量にデータ容量を使われると、突然インターネットの速度が遅くなってしまう可能性があるのです。

犯罪行為に利用される恐れがある

SSID・パスワードが悪意ある第三者に知られることにより、犯罪行為に利用される恐れがあります。

犯罪行為とは具体的には、犯罪にかかわる書き込み・インターネット利用など。

インターネットを利用した犯罪は、通信元IPアドレスをたどって犯人を捜します。

そのためポケット型Wi-Fiを犯罪行為に利用されれば、通信元である契約者が疑われてしまうのです。

通信内容の覗き見

wifi電波を傍受されると、通信内容を覗き見される可能性があります。

個人情報などを覗き見されてしまうと、犯罪行為に利用される恐れがあるため危険です。

しかし通信内容の覗き見はそう簡単に行えるものではありません。

理由は、ポケット型Wi-Fiは通信が暗号化された状態で行われるためです。

最近のものであれば個人情報を盗み見される心配はほとんどないでしょう。

暗号化形式が古いタイプの端末は、現在より暗号化が複雑ではないため解読されてしまう可能性も考えられます。

ウイルス感染

ポケット型Wi-Fiがウイルスに感染してしまうと、PC・スマートフォンなどの接続端末にも感染が広がる可能性があります。

セキュリティを強化しウイルスの感染を防ぐ必要があるでしょう。

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ポケット型Wi-Fiのセキュリティ強化のための対策法

さまざまなリスクを回避するためには、セキュリティ強化をしておきましょう。

具体的な対策方法をいくつか紹介します。

セキュリティ強化のための対策法
  • ファームウェアの定期更新
  • SSID・パスワードの変更
  • 単純なパスワードは設定しない
  • 安全性の高い接続方法を利用
  • ウイルス対策ソフトを導入する
  • 暗号化規格は新しいものを使用
  • SSIDステルス機能の利用

それぞれ解説します。

ファームウェアの定期更新

ファームウェアを定期的に更新するようにしましょう。

セキュリティ対策などの要素が盛り込まれた更新情報もあるため、通知が来たら早めに更新するのがポイント。

定期的に更新することで、最新のセキュリティ対策ができるのはもちろん、快適にポケット型Wi-Fiを利用できます。

SSID・パスワードの変更

契約時に設定されているSSID・パスワードを変更するのも大切なポイント。

最初に設定されているものは、メーカー名・機種名が入っていることもあり推測されやすいためです。

また本体にパスワードの記載されたシールがそのまま貼られているケースもあります。

万が一ポケット型Wi-Fiをどこかに忘れてしまった場合、発見した第三者にそのパスワードを簡単に知られてしまいます。

SSID・パスワードの変更方法は事業者によって異なるため、公式サイトなどをチェックしてみてください。

変更できない事業者もあるため、その場合はパスワードを厳重に管理するようにしましょう。

単純なパスワードは設定しない

単純なパスワードの設定は避けましょう。

例えば「123456」や「abcde」、ニックネーム、誕生日など、簡単に推測できてしまうものは設定しないように意識することが大切です。

安全性の高い接続方法を利用

wifi・bluetooth・USBと3つの接続方法があります。

それぞれの特徴を理解し、使用する場所に合わせて安全性の高い接続方法を利用しましょう。 

中でも安全性の高いのはbluetooth・USB。

どちらもポケット型Wi-Fiと端末1:1での接続となるためです。

自分が利用している間は、他の人が勝手に利用することはできません。 

ただしそれぞれの接続方法にはデメリットがあることも覚えておいたほうが良いでしょう。

bluetoothは通信速度がやや遅くなるデメリットがあります。

USBの場合はケーブルで直接つなぐ必要があるため、手間に感じる人もいるかもしれません。

wifiは手間を考えればもっとも利用しやすい接続方法ですが、第三者に不正利用されるリスクが付きまといます。

使用する場面に合った接続方法を利用しセキュリティ対策をしましょう。

ウイルス対策ソフトを導入する

ウイルスに感染するリスクを抑えられる方法が、ウイルス対策ソフトの導入です。

ポケット型Wi-Fiだけでなく、接続する端末全てでウイルス対策ソフトを導入しておくのが理想的。

料金は製品によって異なるため、予算やライセンス数で比較検討してみましょう。

暗号化規格は新しいものを使用

暗号化規格が複数ある場合、もっとも新しいものを使用しましょう。

現在ある暗号化規格は以下の通りで、上から順に新しいものです。

現在の暗号化規格
  • WPA3
  • WPA2
  • WPA
  • WEP

現在もっとも新しい暗号化規格はWPA3です。

複数の規格が使用可能な場合は、新しいほうを使用するようにしてください。

WPA・WEPはセキュリティに弱いとされている暗号化規格のため、あまりおすすめできません。

暗号化規格の確認方法は端末によって異なるため、公式HPまたは説明書をチェックしましょう。

SSIDステルス機能の利用

SSIDステルス機能の利用もセキュリティ対策に有効です。

自分のSSIDを他人の端末に表示させない機能となっています。 

この機能を利用することで、第三者からのアクセスを未然に防ぐ効果が期待できます。

しかしwifi一覧に表示されなくなってしまうため、SSIDを手入力する手間がかかるのがやや難点といえます。

セキュリティ面も安心の自分用モバイルWi-Fiを持つ

セキュリティ設定が甘い旧型のモバイルWi-Fiをご利用中の場合は、新しく買い替えを検討されてはいかがでしょうか?

一般的にはWPA2以上あれば十分安心できるかと考えられている為、WPA2やWPA3に対応した端末を選択しましょう。

また、自分用のモバイルWi-Fiを持つ事で、公共Wi-Fiの利用を避ける事ができるので安心です。

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ポケット型Wi-Fiのメリット・デメリット

ポケット型Wi-Fi、最大のメリットは場所に制限なくどこでもwifiを利用できることでしょう。

また、デメリットとしては、使用しすぎると通信制限がかかってしまうなどが挙げられます。

その他にも様々なメリット・デメリットが存在します。

ポケット型Wi-Fiとは?

こちらの記事で詳しく紹介していますので、これからポケット型Wi-Fiを使おうとお考えの方、既にお使いの方も是非ご覧ください。

安全なポケット型Wi-Fiをお選びください

いかがでしたでしょうか?

この記事を読んでいただくことでポケット型Wi-Fiに潜む危険とセキュリティ対策がご理解いただけたと思います。

データ容量の無断使用や通信内容の覗き見などの脅威を防ぐためには、セキュリティ対策が必須です。

具体的にはファームウェアの定期更新やSSID・パスワードの変更など。

セキュリティ不足が原因で犯罪に巻き込まれる可能性もゼロではありません。

できる対策法は取り入れてみましょう。

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