「ホームルーターとはどんなWi-Fi？」
「ホームルーターのメリット・デメリットは？」
「他のWi-Fiと何が違うの？」
ホームルーターは工事不要でインターネットが利用できるWi-Fi機器です。
コンセントに挿すだけの手軽さと比較的安定した高速通信が特徴で、モバイルルーターと光回線の中間に位置するようなWi-Fiサービスです。
この記事ではホームルーターの特徴や仕組み、メリット・デメリットを詳しく解説します。
また他のWi-Fi回線との違いも解説しているので、自宅のWi-Fi選びに迷っている人はぜひ参考にしてください。
ホームルーターとは
ホームルーターとは、コンセントに挿すだけですぐに利用できる「置くだけWi-Fi」です。
光回線やケーブルテレビのような開通工事は不要で、自宅でWi-Fiを使いたいけれど工事に抵抗がある人や、賃貸などの理由により工事ができない人におすすめのWi-Fiです。
本体は高さ20cmほどの筒のような形状をしており、バッテリーを搭載していないため持ち運びには向いていません。
またホームルーターは大手キャリアを含めさまざまな通信会社から提供されていますが、利用シーンや特徴はほとんど同じです。
| 項目 | docomo | au UQ mobile | SoftBank Y!mobile | 楽天モバイル |
|---|---|---|---|---|
| 名称 | home5G （HR02） | WiMAX （HOME L13） | SoftBank Air （ターミナル5） | Rakuten Turbo |
| 最大通信速度 （理論値） | 5G：4.2Gbps 4G：1.7Gbps | 5G：4.2Gbps 4G：記載なし | 5G：2.1Gbps 4G：838Mbps | 5G：2.1Gbps 4G：391Mbps |
| 月額料金 （割引なし） | 4,950円 | 4,950円 | 5,368円 | 4,840円 |
| 本体代金 | 71,280円 | 27,720円 | 71,280円 | 41,580円 |
| 外観 |  |  |  |  |
ホームルーターの通信の仕組み
ホームルーターは通信会社の基地局から受信した電波をWi-Fiに変換して、スマホやパソコンをインターネットに接続します。
基地局からの電波は「移動体通信回線」と呼ばれ、スマホやモバイルルーターが使用している電波と同じです。
またホームルーターは本体に有線（LAN）ケーブルを挿すことができ、パソコンやゲーム機と直接繋ぐことで、さらに安定した高速通信の利用も可能です。
ホームルーターと他の回線との違い
ここからはホームルーターと固定回線、モバイルルーターとの違いを解説します。
ホームルーターと固定回線の違いとは
ホームルーターと固定回線の最も大きな違いは工事が必要かどうかです。
光回線やケーブルテレビなど固定回線の利用には開通工事が必要で、自宅や周辺設備によっては外壁に穴をあけたり、傷がついてしまう場合があります。
一方でホームルーターは工事が不要で、自宅でコンセントに挿すだけですぐにインターネットの利用が可能です。
また通信速度や安定性は光回線の方がホームルーターよりも優れています。動画を配信したり、快適にオンラインゲームで遊びたい人は光回線を選びましょう。
| 比較 | ホームルーター | 固定回線 |
|---|---|---|
| 工事 | ||
| 通信速度 | ||
| 安定性 |
ホームルーターとモバイルルーターの違いとは
ホームルーターとモバイルルーターの主な違いは、持ち運びができるかどうかです。
モバイルルーターは小型でバッテリーを内蔵しているため、外出先にも簡単に持ち運びできます。
一方ホームルーターは気軽に持ち運べるサイズではなく、コンセントが必要なため持ち運びには適しません。さらに多くのホームルーターは利用場所をあらかじめ登録しておく必要があり、変更手続きをせずに本体を移動した場合、利用停止になることもあります。
通信速度や安定性はモバイルルーターよりもホームルーターの方が優れており、同時接続台数もホームルーターの方が多いです。
| 比較 | ホームルーター | モバイルルーター |
|---|---|---|
| 工事 | ||
| 通信速度 | ||
| 安定性 | ||
| 同時接続台数 | 5〜8台 | 最大64台 |
| 持ち運び |
ホームルーターのメリット・デメリットは？
メリット
工事不要で初期費用がかからない
ホームルーターには工事不要で初期費用（工事費）がかからないといったメリットがあります。
工事が必要な固定回線では、初期費用として2〜4万円程度の工事費がかかります。コンセントに挿すだけで使えるホームルーターは、工事の手間が省けるだけでなく工事費も発生しません。
事務手数料や本体一括払いなど、工事費以外の初期費用が必要な場合もあるので注意してくださいね。
引っ越しの手続きが楽
ホームルーターには引っ越し時の手続きが楽にできるメリットもあります。
固定回線の場合、引っ越しの際には新居での移転工事が必要です。また東日本と西日本をまたぐ引っ越しなど、同じ通信会社やプランを利用できない場合もあります。
ホームルーターなら利用場所の変更だけで手続きが済み、引っ越し先でもすぐに利用が可能です。
設定が簡単ですぐに利用できる
ホームルーターは設定が簡単で、難しい初期設定なしですぐにインターネットを利用できます。
ほとんどのホームルーターは電源を入れるだけでWi-Fiが利用できる状態になり、スマホやパソコン側で接続をすればインターネットに繋がります。
またトラブルなどで本体を初期化をした場合にも、簡単に再設定が可能です。
電波が比較的安定している
ホームルーターはモバイルルーターよりも電波が比較的安定しています。
ホームルーターにはモバイルルーターよりも高性能なアンテナが内蔵されており、広範囲に安定した電波を飛ばすことができます。
光回線とくらべると通信速度や安定性は劣りますが、オンラインゲームや動画の配信をしない場合は十分快適に利用可能です。
設定場所や同時接続台数の自由度が高い
ホームルーターには設定場所や同時接続台数の自由度が高いメリットがあります。
コンセント付近ならどこでも設置可能で、同時に接続できる台数も多いため、一度にたくさんの機器を繋いでも速度が遅くなりにくく快適に利用できます。
自由度の高いホームルーターなら、ご自身のライフスタイルに合わせたWi-Fi環境を作ることが可能です。
デメリット
オンラインゲームには向いていない
ホームルーターはオンラインゲームには向いていません。
オンラインゲームはリアルタイムで安定した通信が必要で、光回線よりも安定しないホームルーターではプレイに支障をきたす可能性があります。また家族みんなで同時にWi-Fiを利用すると、速度や安定性が著しく低下することもあります。
快適にオンラインゲームを楽しみたい人は、ホームルーターよりも光回線を選びましょう。
使い過ぎると速度制限にかかる場合がある
ホームルーターはデータ通信を使いすぎると、速度制限にかかる場合があります。
月にどれくらいのデータを使うと制限されるのかは通信会社によって異なるので、ホームルーターを利用する前に契約内容を確認しておきましょう。
また短期間に大量のデータ通信を行うことで、通信を制限される可能性もあるので注意が必要です。
一定時間内または1接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は、その通信が中断されることがあります。
引用：NTT docomo
自宅での利用がメインなため持ち運びできない
ホームルーターは自宅での利用がメインです。ホームルーターはモバイルルーターとくらべて本体が大きく持ち運びには適しません。
またホームルーターは利用時に設置場所の登録が必要です。登録場所以外で利用すると利用停止になる可能性もあるので、外出先でWi-Fiを利用したい場合はモバイルルーターを選びましょう。
置き場所によっては電波が届きにくい
ホームルーターは置き場所によっては電波が届きにくくなります。
置き場所の自由度が高いホームルーターですが、外の基地局から電波を受信するため、窓際に設置した方が通信が安定します。またホームルーターを複数の機器に接続する場合には、自宅中心に置いた方がWi-Fiが均等に届きやすくなります。
ホームルーターの置き場所はバランスを考慮して、最も電波が届きやすい場所に設置しましょう。
ホームルーターがおすすめな人・向いている人は？
ここからはどのような人にホームルーターがおすすめなのかを解説します。
ホームルーター以外にもモバイルルーターや光回線が向いている人も解説しているので、どのWi-Fiがご自身に最適なのか確認しましょう。
ホームルーターが向いている人
- 工事をしたくない
- すぐにWi-Fiを使いたい
- 頻繁に引っ越しをする
- 光回線の提供エリア外に住んでいる
- たくさんの機器をWi-Fiに接続したい
ホームルーターは工事ができない人や、すぐにWi-Fiを利用したいにおすすめのWi-Fiです。
引っ越しも住所変更の手続きをするだけで済むので、頻繁に引っ越しをする人にも向いています。
モバイルルーターが向いている人
- 外出先でWi-Fiを利用したい
- すぐにWi-Fiを使いたい
- 月額料金を安くしたい
- 工事をしたくない
- 引っ越しが多い
モバイルルーターは持ち運びが簡単なので、外出先でもインターネットを利用したい人に向いています。
また他のWi-Fi回線よりも月額料金が安いことから、通信費を節約したい人にもおすすめです。
光回線が向いている人
- オンラインゲームや動画の配信をする
- 自宅で工事が可能
- 頻繁に引っ越しをしない
- 家族みんなで利用する
光回線は速度が速く安定した通信ができるため、オンラインゲームや動画を配信する人におすすめです。
また複数の機器を繋いでも速度が遅くなりにくいため、家族みんなでWi-Fiを利用する人にも向いています。
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| それがだいじWi-Fi | 当サイト限定 |
|---|---|
| 工事費用 | 工事無し |
| 月額料金 | 30GB / 2,585円 100GB / 3,267円 |
| 最低利用期間 | なし |
| キャンペーン | 30日間お試し |
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本体がとても小さくコンパクトなので、引っ越し先での自宅利用はもちろん、外出先にも気軽に持ち運びできます。
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まとめ
ホームルーターの特徴をまとめます。
- コンセントに挿すだけの「置くだけWi-Fi」
- 工事不要ですぐに利用できる
- 引っ越しの手続きや設定も簡単
- 比較的安定した高速通信ができる
ホームルーターには工事不要ですぐに利用できるなどのメリットがありますが、外出先に持ち運びできない、オンラインゲームには向いていないなどデメリットも多いです。
ホームルーターや他のWi-Fiのメリット・デメリットを比較して、ご自身に合ったWi-Fiを選びましょう。
Wi-Fi選びに迷っている人には30日お試しできるモバイルルーター、「それがだいじWi-Fi」がおすすめです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
