バナナWiFiのデメリットは?本当に安い?実質料金を比較して解説

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「バナナWiFiの評判は良い?」
「バナナWiFiは契約しても大丈夫?」

バナナWiFiは、株式会社BALDIAが運営するモバイルWiFiサービスです。

データ容量が20GB、100GB、300GBの3プランがあり、解約違約金なしでも契約が可能です。

圧倒的神コスパとのことですが、本当に安いのでしょうか?

本記事では、バナナWiFiの特徴や他社との実質料金比較を解説します。

バナナWiFiの特徴

バナナWiFiの特徴は?

  1. 全額返金保証がある
  2. プランによって通信回線が違う
  3. 契約の縛りなしで契約も可能
  4. 端末は3種類ある
  5. クラウドSIM型ではなく物理SIM型のWiFiサービス

バナナWiFiは20GB、100GB、300GBの3種類のプランを提供しています。

サービス名バナナWiFi
プラン20GBプラン 月額2,750円
100GBプラン 月額3,300円
300GBプラン 月額4,400円
利用可能な通信docomo SoftBank
契約期間1年
ルーター購入代金0円(レンタル)
オプションバナナガード(月660円)
バナナガード+(月990円)
バナナアンロック(月440円・初月無料)
バナナセキュリティ(月550円・初月無料)
バナナクラウドモンスター(月550円・初月無料)
支払い方法クレジットカード
運営会社株式会社BALDIA

全額返金保証がある

全額返金保証

バナナWiFiの特徴の1つが、全額返金保証を行なっていることです。

初めての利用に限り、端末の到着から3週間以内に返却すれば、全額が返金されます。

全額返金保証の適用条件

端末の到着から3週間以内に端末を返却すること

バナナWiFiの利用が初めてであること

返却手数料として税込1,100円を支払うこと

返却手数料として1,100円がかかりますが、合わないと感じた場合の解約の仕組みが用意されているのは大きなメリットです。

バナナWiFiを運営する株式会社BALDIAは、業界で全額返金保証を初めて実施した企業ということもあり、保証への安心感もあります。

プランによって通信回線が違う

料金プラン

バナナWiFiの料金プランは3種類。

通信容量と端末の異なる下記のプランが用意されています。

バナナWiFiのプランバナナブルーバナナイエローバナナレッド
月間データ通信容量20GB100GB300GB
月額料金(税込)2,750円3,300円4,400円
端末FS030W304ZT
602HW
304ZT
通信回線docomoSoftbankSoftbank

通信回線はプランによって異なっており、バナナブルーがdocomo回線、バナナイエローとバナナレッドがSoftbank回線となっています。

契約の縛りなしで契約も可能

バナナWiFiの契約期間は1年です。

1年以内に解約した場合は、解約事務手数料が税込13,200円かかります。

この解約事務手数料は、契約時にオプションのバナナアンロックに加入することで0円にできます。

バナナアンロック

月額440円がかかりますが、バナナアンロックに加入しておくことで、1年以内での解約の可能性がある場合でも安心して利用できます。

端末は3種類ある

バナナWiFiで用意されている端末は、FS030W・304ZT・602HWの3種類です。

端末FS030W602HW304ZT
画像304zt
サイズ74×74×17.3mm110×65×15.5mm117×62×13.9mm
重量128g135g150g
通信最大速度上り最大: 50Mbps
下り最大: 150Mbps
上り最大: 37.5Mbps
下り最大: 612Mbps
上り最大: 37.5Mbps
下り最大: 187.5Mbps
同時接続台数15台13台14台
連続通信時間約20時間約8.5時間約9時間
バッテリー容量3,060mAh2,400mAh2,700mAh
USB端子MicroUSBUSB Type-CMicroUSB
対応プランバナナブルーバナナイエロー
バナナレッド
バナナレッド

バナナWiFiでは、契約プランによって利用できる端末が異なります。

それぞれ下り最大速度や同時接続数に違いがありますが、あくまでスペック上でのこと。

特に下り最大速度はスペック上の数値から下がるのが一般的で、実際に使用するうえでは、実用に影響するほどの大きな差にはなりません。

クラウドSIM型ではなく物理SIM型のWiFiサービス

バナナWiFiの通信回線は、docomo回線とSoftbank回線を使用しています。

端末にSIMカードを直接差して利用する、いわゆる物理SIM型のWiFiサービスで、通信回線もプランに応じてdocomo、Softbankのどちらかで固定されます。

いわゆるクラウドSIMと呼ばれるような、クラウドサーバー上でSIMカードを切り替えながら利用するタイプのWiFiサービスではありません。

物理SIMとクラウドSIMに明確な優劣はありませんが、海外利用に対応しているのはクラウドSIMのみ。

海外でもモバイルWiFiを利用する場合は、他のクラウドSIM型のサービスを検討しましょう。

バナナWiFiのデメリット

bananawifi デメリット

つづいてバナナWiFiのデメリットもくわしく解説します。

デメリット

月額料金は最安値ではない

初月はオプション加入必須

支払いはクレジットカードのみ

月額料金は最安値ではない

前述の料金比較からもわかるように、バナナWiFiは同等のサービスのなかで最安値というわけではありません。

3種類のプランのうち、最安なのは「100GBプランだけ」です。

金額の安さを最重視する方には、やや物足りなく感じられるかもしれません。

しかし月額料金だけ安い「安かろう悪かろう」を避けるためにも、月額料金は、端末の種類、通信速度、利用のしやすさなども含めて考えるべきです。

バナナWiFiの利用にあたっては、月額料金の数字には見えてきにくい、サービス全体の充実度も含めて検討してみましょう。

初月はオプション加入必須

バナナWiFiでは、初月のオプション加入が必須です。

下記の2種類のオプションは、初月のみどちらかに加入する必要があります。

バナナガード
  • バナナガード(税込660円)
  • バナナガードプラス (税込990円)

これのバナナガード、バナナガードプラス は、下記の表のメニューが規定の回数無料になるというもの。

バナナガードは年間3回まで、またバナナガードプラス なら年間5回までが無料になります。

オプション詳細
メニュー通常価格
20GBおかわり3,300円
100GBおかわり4,400円
プラン変更2,200円
本体交換22,000円
電池パック交換6,600円
SIMカード交換5,500円
USBケーブル交換1,100円
再配送料550円

さらにバナナガードプラス は紛失や盗難にも無料対応しており、よりアクシデントに強い内容になっています。

バナナガード、バナナガードプラス は非常に手厚い保証オプションですが、必要ない方にとっては不要な費用がかかるという点でデメリットです。

支払いはクレジットカードのみ

バナナWiFiはクレジットカード払いにしか対応していません。

コンビニ払いや請求書払いなどには対応していないため、クレジットカードを持っていない方は利用できないのが欠点です。

バナナWiFiの料金を他社と比較

bananawifi 料金比較

20GBプランはバナナWiFiは安くない

20GB以下のデータ通信を使用した際の月額料金を、4社のプランで比較しました。

サービス名プラン端末月額料金
(税込)
バナナWiFi1年契約プランFS030W2,750円
バナナWiFi縛りなしプランFS030W3,190円
モンスターモバイル1年契約プランMacaroon SE
Macaroon M1
2,090円
モンスターモバイル縛りなしプランMacaroon SE
Macaroon M1
2,640円
クラウドWiFi東京縛りなしプランU2s2,580円
ゼウスWiFi2年契約プランH012,178円
ゼウスWiFi縛りなしプランH012,618円
通信容量が20GBの時の月額料金

20GBプランを比較すると、モンスターモバイルが最安値です。

またプランごとに見ると、1年契約では前述のとおりモンスタープランが最安ですが、縛りなしプランではクラウドWiFi東京がもっとも安くなります。

参考https://soregadaiji-wifi.com/internet/monster-mobile/

100GBプランはバナナWiFiが安い

100GBのデータ通信を使用した際の月額料金を、4社のプランで比較しました。

サービス名プラン端末月額料金(税込)
バナナWiFi1年契約プラン304ZT
602HW
3,300円
バナナWiFi縛りなしプラン304ZT
602HW
3,740円
モンスターモバイル1年契約プランMacaroon SE
Macaroon M1
3,388円
モンスターモバイル縛りなしプランMacaroon SE
Macaroon M1
3,938円
クラウドWiFi東京縛りなしプランU2s3,718円
ゼウスWiFi2年契約プランH013,828円
ゼウスWiFi縛りなしプランH014,708円
通信容量が100GBの時の月額料金

100GBプランを比較した場合、バナナWiFiが最安値です。

プランごとに見ると、1年契約プランではバナナWiFiが最安ですが、縛りなしプランではクラウドWiFi東京がわずかに安くなります。

1年間利用することが確実であれば、バナナWiFiを契約するのがおすすめです。

参考https://soregadaiji-wifi.com/internet/cloud-wifi-tokyo/

300GBプランはバナナWiFiは安くない

300GBのデータ通信を使用した際の月額料金を、3社のプランで比較しました。

サービス名プラン端末月額料金(税込)
バナナWiFi1年契約プラン304ZT4,400円
ギアWiFi1年契約プラン304ZT3,938円
大容量WiFi1年契約プランG3 or U34,900円
通信容量が300GBの時の月額料金

300GBプランを比較すると、ギアWiFiが最安値です。

そもそも300GBプランを提供しているサービスは少ないので、実際のサービス選びでも選択肢が少ない中から目的にあったものを探すかたちになります。

月額料金を優先するならギアWiFiを選び、オプションなどのその他の条件で必要なものがある場合は、バナナWiFiなどの他サービスを検討してみましょう。

参考https://soregadaiji-wifi.com/internet/gear-wifi/

バナナWiFiの通信速度

bananawifi 速度

ギアWiFiの通信速度を比較するために、信頼性の高い「みんなのネット回線速度」をチェックしてみましたが、データはありませんでした。

バナナWiFiは、2021年10月スタートと比較的新しいサービスのため、データがまだ投稿されてないようです。

サービス名下り平均上り平均Ping値
バナナWiFiデータなしデータなしデータなし
AiR-WiFi22.62Mbps15.19Mbps44.95ms
THE WiFi11.49Mbps10.89Mbps47.98ms
Mugen WiFi11.27Mbps6.21Mbps50.59ms

また本記事執筆時点では、TwitterやInstagramでも通信速度についての発信はありませんでした。

ただし一般的にモバイルWiFiで使われるdocomoとSoftBank回線であれば、ダウンロードで20Mbps前後の速度で利用できると思われます。

バナナWiFiの申し込み手順

bananawifi 申込の流れ
バナナWiFiの公式サイトにアクセスする

画面右上の「お申し込み」ボタンをタップします。

※2月24日時点では新規申込が中止されています。

プランやオプションを選択する

希望するプランとオプションを選択します。

保証プランは初期状態で「バナナガードプラス」が選択された状態になっているので、不要な人は外します。

またクーポンコードがある人はこちらで入力します。

個人情報を入力する

クレジットカード情報等を間違えないように入力しましょう。

申し込み完了

即日発送を選んだ人は、翌日か2日ぐらいで届きます。

※6月1日時点で 新規申込が中止されています。

バナナWiFiによくある質問

bananawifi よくある質問
20GBのプランで使い切ってしまった場合は月末まで使いモノになりませんか?
おかわりチャージ(有料)を利用すれば緊急対応は可能です。
20GBおかわりは3,300円、100GBおかわりは4,400円で、緊急対応も可能です。
バナナWiFiはクーポンがありますか?
ありません。どのサイトから申し込んでも一緒です。

バナナWiFiをまとめると

最後にもう一度バナナWiFiについておさらいしましょう。

バナナWiFiをまとめると
  • 全額返金保証がある
  • 月額料金は高くないけど最安値でもない
  • 初月はオプション加入必須なのは残念
  • 新規申込が中止されている

バナナWiFiの大きなメリットは、全額返金保証があることです。

モバイルWiFiは解約違約金が高額なことが多く、契約に慎重になってしまいがちですが、バナナWiFiならそのような心配は不要です。

契約期間の縛りや解約費用を気にせずにすむ安心感は、他のモバイルWiFiでは、ほとんど得られないものです。

また300GBの大容量プランもモバイルWiFiのなかでは珍しく、出先で容量を気にすることなくガンガン通信したい方にもおすすめです。

ただし気を付けておきたいのは以下2点。

バナナWiFiの注意点

①全額返金保証には「端末到着から3週間以内」「初回利用時のみ」などの適用条件がある。

②プラン自体は同等のサービスのなかでも最安ではない。

全額返金保証は条件を満たさないと適用されないので、利用前によく確認しておく必要があります。

バナナWiFiを利用する場合は、他サービスにはない300GBの大容量プランの利用を中心に、オプションなどの使いやすさなども考慮しながら検討することをおすすめします。

この記事の参考元